「目的病からの脱却」
目的目的、パーパスパーパス、
英語で言うとかっこよく感じるのか、なんでもかんでもパーパスが求められる今日この頃ですね。仕事にはそれが必要なのかもしれませんが、日々の生活のあらゆる側面にそれを求めすぎるとしんどくなるかもと思っています。
何事にも目標を定めてそれに向かって時には辛いことも我慢して日々を生きる。立派だと思います。でも例えば映画を見ても絵を鑑賞しても「作者の目的は」と言う視点で見てしまい、自分の頭で理解できないものは楽しめない・・・と言うふうになっていたらそれは「目的病」じゃないかと思います。画家の横尾忠則さんが、絵を見るのに理屈はいらない。夕日を見るように眺めたっていいんだ。と言うようなことを何かで書かれていたのを思い出しました。今この瞬間の状況を素直に味わうだけの時間、人間にとって必要だと思います。
ヨガで呼吸だけに意識を集中する時間は、呼吸をしていることだけで平和な気持ちになれる貴重な時間です。